チビスケんちの預かりっ子アルバム



カテゴリ:育(はぐ)・克(よく)( 1 )


克(よく)へ。

瑞希が逝ってしまった今年の6月1日。
その同じ日に、預りっ子の克(よく)も逝ってしまいました。

立て続けにいろいろなことが重なり、克との思い出を綴ることも、先へ先へと延ばしてきました。

克も、白血病でした。
キョウダイの育(はぐ)と一緒に保護された克。
幸いにも、治療の甲斐あって育は陰転することができました。
克も、大勢の方の優しさに包まれながら、随分と治療を頑張りましたが、
とうとう陰転は叶いませんでした。

それでも、保護してしばらくは健康そのもの。
外見からは白血病だなんて、まったくわからない克でした。

保護当初の克です。
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こんなに間近でワンコを見たのは初めてかもしれません。
ちょっとドキドキです。

プロフィールを作ろうと、可愛い写真をいっぱい撮りました。
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他のニャンコと遊べないのでひとりでじゃれてる克です。
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遊んで興奮してお鼻がふくらんでる克。
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克の全身はこんな感じ。
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中途半端なシッポがとっても魅力的でした。

年が空け、2008年も治療は続きます。
ふっくらとして可愛い克。とっても健康そうなのに、他の子とは相変わらず遊べません。
ひとりでしか遊べない克・・・。
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ひとり遊びも上手になりました。
克の遊び相手のひとつは座布団です。
気持ち良さそうに座布団の上で寛いでます。
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そして始まるひとりプロレス!
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中綿だって引っ張り出しちゃうもんね~。
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チビスケ父のお膝の上で。
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克が触れられる相手はワンズと人だけです。
同じ猫なのに、ニャンズとは遊ぶことも触れることさえもできません。

克が一日のほとんどを過ごすケージの上がフリータイムの時の憩いの場でした。
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少し高いところで寛ぎ、下々のワンズを眺めてました。
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時には登って来れないワンズをからかって・・・。
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いつもからかわれてたのは・・・、珍(うず)で~す。

元気元気なお転婆娘はカーテンレールだって歩きます!
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そしてここが克のお家。
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他のニャンズがいるときは、克はず~っとケージの中です。

とっても可愛い子でした。
とっても美しい子でした。
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5月に入って風邪をひきました。
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涙目の克と、克が大好きな珍です。

そして5月19日。
克は突然、ものすごく具合が悪くなりました・・・。
その日、長く留守をしてもどると、克は失禁してました。
ぐったりとして、まったく元気がなく、そうこうするうちにひきつけを起こしました。
明日まで待てないと、大急ぎで病院に向かいました。

預りっ子たちがお世話になっている病院へは、いつも海岸沿いの道を通って行きます。
天気のいい日に、キラキラと美しく光る波間。
サーファーが浮かぶ海。
夕景の中、夕焼けに染まる海。
折々にそれはそれは美しい景色を見せてくれます。

でも夜の海は真っ暗です。
月のない夜は、心底真っ暗です。

大急ぎで病院に向かうとき、真っ暗な海を跳ね除けるように走りました。

病院に着くと、克を一目見た先生はかなり厳しいとおっしゃいました。
克は、そう長くは生きられないだろうとおっしゃいました。
治療を施して頂き、お薬をもらい、そんなに長くは一緒にいられないかもしれない克と一緒に帰路につきました。

いろいろなことが頭の中をグルグル回ります。

そして、真っ暗な海の脇を通ったとき、突然克が
「怖い・・・」
と言いました。

そう聞こえたとき、暗い暗い海が、奈落の底のように思え、
克が吸い込まれてしまいそうな気がしました。
暗くて冷たくてなにもない世界・・・に思えました。
「大丈夫、母さんが守るから」
そう克に声をかけながら、克がこれから行く世界があまりに寂しく感じられ、
涙が止まらなくなりました。

克に寂しい思いはさせないから。
たとえ生きられなくたって克がいくのはポカポカのフカフカの世界だから。
寂しくて暗くて怖いところになんて、絶対に絶対に行かせないから。
そう声に出して言いながら、早く帰ろう、早くお家に帰ろうと思いました。

ひきつけを起こした後の克です。
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目を見開き、顔全体が緊張しています。

具合が悪くなると、毛繕いがおろそかになりがちです。
そんな時、他の子が毛繕いしてくれます。
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動くのも億劫になった克。
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ワンズの毛布で休みます。

克の体調は良くなったり悪くなったりの繰り返しでした。
体調がいいときはヘソ天してゴロゴロ気持ち良さそうに喉をならします。
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後ろ足が思うように動かなくなり、よく転びました。
座ることも難しくなりましたが、調子のいいときは自力で座れました。
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それほどワンズと仲が良かったわけではない克ですが、体調を崩してからは自分からワンズに寄り添うことが多くなりました。
楽が毛繕いしてあげてます。
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お世話好きの楽の顔をめがけて猫パンチしながら遊んでました。

笑と添い寝してます。
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笑と伴のそばで寝ています。
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久と一緒です。
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伴と並んでます。
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亡くなる前日でも、こんなポーズの毛繕いができました。
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そして珍を枕に眠っていたこの日、
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克は虹の橋へと旅立っていきました。

その少し前、とても体調がいいからと通院の間隔を空けてみようと言ってもらえた矢先でした。
二階からもどると、ケージの中で体を突っ張っらせてている克がいました。
慌ててケージから出し、先生に電話しました。
どうすることもできないこと、無理に抱きしめたりしてはいけないこと、受話器を持ちながら、ただただ克のひきつけが納まるのを待ちました。

もうダメだと察しました。
受話器を置き、痙攣が続く克の体を支えました。
痙攣の様子が変わり、克が逝くのがわかりました。

逝ってしまうのが寂しくて、克、克・・・と名前を呼びながら泣きました。
でも、克が逝ってしまったとき、ホッとした自分がいました。

今まで、いくつかの別れがありました。
何度経験しても慣れることができず、別れの寂しさ、悲しさに押しつぶされそうになります。

でも克が逝ったとき、良かったね・・・と克に話しかけている自分がいました。
克との別れの寂しさよりも、あまりにも苦しむ克が楽になれたことを嬉しく思いました。

克の死は、真っ暗な海の底に引きずりこまれるものではなく、痛みや苦しみがなく、フワフワと穏やかに浮かんでいるかのごとく感じられました。

克は、少し痩せてはきましたが柔らかい筋肉とフカフカの毛並みのままでした。
その体から命が消えてしまうなんて、とても納得できませんでした。
まだまだ使えるでしょ・・・。
そう思うと、もったいない・・・と感じてしまいました。

もっとゆっくりしていけばいいのに。
こんなに立派で美しい体なのに、もう使わないなんてもったいない。
そんなトンチンカンなこと、何度も何度も頭の中でつぶやいていました。

あんなに元気だったのに・・・。
あんなに健康そうだったのに・・・。
病気って、本当に怖いね・・・。

逝ってしまった克を見ながら、グルグルグルグル取りとめのない考えが浮かんでは消え、浮かんでは消えしてました。

克にお花が届きました。
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たくさんの人に愛されていた克でした。
ありがとうございます。

最後は、元気だった頃の克のお写真です。
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白血病に冒されていなければ、今も生きていたはずの克。

あまりにも短い一生。
ニャンズと遊ぶことも叶わなかった預りっ子時代。
預かりに甘え、ワンズと憩った時間は、克にとって幸せだっただろうか・・・。
大急ぎで逝ってしまう子に、十分に幸せを感じてもらえただろうか・・・。

死を迎えた克を見て、良かったね。これでもう苦しくないね。
そう思いました。

きっときっと、虹の橋のたもとで、ここではできなかったこと、してるよね。
たくさんのニャンズたちと、遊んでるよね。
苦しくも痛くもないよね。
きっときっとそうであってね・・・。

今度生まれてくるときは、健康な子として生まれてきてね。
生まれたときから最後の日まで、ずっとずっと幸せの中にいてね。

克のキョウダイの育は、とっても元気です。
育には、克の分まで、う~んとう~んと幸せに生きてもらわなくちゃね。

克、また会える日を楽しみにしています。
チビスケんちに来てくれて、ありがとう・・・。
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by chibisukehaha | 2008-11-30 02:25 | 育(はぐ)・克(よく)


預かりっ子たちの写真中心に掲載予定です。
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